専門領域の情報収集において、特に大事にしている情報源情報収集においては会社だけにいると自分の担当製品の深い情報に偏りがちですが、業界やもう少し広い範囲から情報収集しています。例えば、日経新聞および自分の業界専門誌からの情報を毎日確認しています。ここでは自分の担当業務だけでなく、業界で起こっている動向や顧客や同業他社の経営陣が何を語っているかをチェックしています。SNS系ではLinkedInも重要なチェックメディアです。このほか、信頼のおける方の業界レポートも年に数回受け取っています。ここではどんなことが起こりそうかの仮説を立ててみることが多い。また、新聞を読む中では書評や出版社の広告から興味がある本に出会い、そこから読書につなげたりすることも多いです。読書は専門領域から歴史、心理学、組織論そしてAI関連など多岐にわたります。専門領域の情報を自分の中に取り込み、使える状態にするために工夫していること集めた情報は一つ一つの点なので、これをつないで次に何が起きそうかの仮説を立ててみる。そして、図や絵にしてみることが多いです。そうすると、仮説の設定もしくは仮説の検証のために一次情報を入手しに現地に行ってみたり、さらに深堀調査をしたりして、こんな風になるといいな とか こんな風にしたいな という将来の姿を設定します。この姿にするために自分も行動するし、自分の行動を受けて仲間の行動が変わり、結果として目指す姿を実現してくれる ということもあります。特に、仲間が自分の思った姿を実現してくれた時は自分が実現したとき以上にうれしいと感じます。また、図や絵を描く際、最初は自分なりの解釈で描いてみます。次に、他者にその思いを伝えるには自分の図がそのまま使えるかを他者の視点に立って見つめなおすことをしています。専門外の分野で、自分の仕事や思考に意外な形で効いている情報源や習慣習慣で言うと、半年以上先の予定を入れるということです。先になればなるほど、あとで決めればいいや となりますが、目標と実施することを決めてしまって あとは行動する ということをしています。初めてフルマラソンに挑戦するときや、万博やラグビーワールドカップなどの国際イベントボランティアに参加したときなどでも適用できます。やることを決めてしまうと、関連する情報を気にするようになるし、こんなの無駄だといったネガティブ情報に動じなくなるということも経験しました。専門領域でも自分が将来こうなると思ったことを試す際にも長期的な姿を描き、行動を始めるということにつながっています。業界内の職場以外の場所で興味を持ってくれたり、具体的な進め方の意見交換をしたりすることにつながっています。私の「インプットの流儀」を言葉にするといろいろな情報を集めて、それらを点として点と点をつないで将来こんな流れが来る可能性があるか考えてみる。そしてその姿を目指して自分で学んだり、現地に行ったりして、仮説を絵を描いてアウトプットしてみる。仲間に伝える時は仲間に合わせた絵に描きなおす。実際に流れが来るかどうかはわからないが流れがきそうな場所に先回りして待っている。最終的に自分が実現しなくても、仲間が未来の姿を実現してくれれば私もうれしい。このように、インプットした情報から点と点をつなぎ、仮説を立て、アウトプットしながら行動につなげていく。そして、その行動が仲間の行動や新たな変化につながることを期待する。この一連の流れが私のインプットの流儀です。本記事は、NewsPicks Expertに登録する各業界のエキスパートが、自身の経験から「専門領域の情報をどう選び、取り込み、仕事に活かしているか」を言語化する寄稿企画「#インプットの流儀」の一編です。情報源の選び方、取り込む習慣、整理・消化の方法、専門外からのインプットといった多様な視点からの寄稿は、以下の一覧ページよりご覧いただけます。https://newspicks.expert/media/category/input-style「インプットしているのに、うまく仕事につながらない」——そんな感覚は、多くのビジネスパーソンに共通するものです。本記事で描かれた情報の選び方・取り込み方・活かし方が、ご自身の型を見直し、次の一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています。一人のエキスパートが培ってきた情報との向き合い方は、言語化され共有されることで、業界や職種を越えて応用できる知見になります。こうした知見がどのような現場で生まれているのか、続けてお届けしていきます。