専門領域の情報収集において、特に大事にしている情報源最近では特定のメディアから情報を収集しているわけではありません。というのも、AIの発達により特定のメディアに偏るのではなく、エージェントを作成して偏りのないように日々の情報を収集するようにシフトしたからです。まずとっかかりはAIに収集させた記事の要約や世間の雰囲気を読みます。そして、気になるものは公式情報をそこから追ったり、X(Twitter)などはGrokでしか情報が取れないので直接SNSを見た方が良い最新の動向などを追うこともあります。また、社内でも情報交換は行われるので直接社内での有識者に聞くこともあります。社内での発信に加えて直接コンタクトを取ります。これが実は一番手っ取り早いこともあって、個人的には重視している点です。専門領域の情報を自分の中に取り込み、使える状態にするために工夫していること背景を知らないと情報の絞り込みは厳しいのである程度の基礎知識を身につける必要があります。また、基礎知識の補充だったり前提はある程度はAIによって補助が効くのでまずはAIに情報を収集させるのが良いかもしれません。要は何?ということを意識すると要点が掴みやすくなります。よく言われる5W1Hも使いやすい手法です。いつ誰が何をどうする、という視点を押さえておけば具体的なシチュエーションが想像しやすくなり自分の中で整理して取り込むことがしやすくなります。そして、アウトプットは定期的に行った方が良いと思います。社内での発信だけで足らないのであればSNSやNewsPicksでも良いので、何かしらの発信があるとより知識も定着します。専門外の分野で、自分の仕事や思考に意外な形で効いている情報源や習慣SNSやインターネットの発達により専門外の分野での情報収集は広く雑多に集める必要があるのでなかなか難しくなりつつあるのが実情ではないでしょうか。特にSNSは自分の興味にあったフィードバックを勝手にタイムラインで表示されるので大局を誤りやすいという罠があります。そうした中では、統計確率の世界観であるAIに情勢判断を頼るのは有効になってくるのではないでしょうか。例えば、AIがアクセスできる掲示板の情報を賛否どのくらいの割合かというように集計させると、ざっくり雰囲気がわかったりします。もちろん、AIはハルシネーションがあります。情報の信頼性は自ら確認するようにしてください。その情報を元に、YouTubeや雑誌に飛ぶのも良いでしょう。最新のトレンドを追うのは自身の偏りを自覚することであり、公平な視点で物事を判断できるようになる訓練になるはずです。私の「インプットの流儀」を言葉にするとこんな世の中なので、まずはAIを活用するのが大切だと思います。広くAIに情報集めてもらって整理することは意外と様々な恩恵をもたらすものです(ただし、ハルシネーションや著作権などには呉々も注意すること)。それに加えて、情報を発信しているサイトなどから情報を集める(セキュリティならJPCERTとか)ということも並行して行います。我々が収集すべき情報の8割は公開情報なのでとっかかりはAIやまとめサイト、NewsPicksのようなキュレーションの入ったメディアも面白いと思います。次の段階では公開情報にない情報を集めることです。一番良いのは一次情報を人に会って仕入れることですが、これはなかなか簡単ではないので有料note、オンラインサロン、学術誌などが候補に上がります。とはいえ公開情報が基本的には大切なものになるので、そこを大切にするのが良いのではないでしょうか。それにあたってはAIを使うと楽になります。SNS時代の特性を理解して、なるべく広く偏りのない情報を集めてはじめて、自分の意見を偏りとしてオリジナリティに昇華するのがこれからの賢い情報収集ではないでしょうか。本記事は、NewsPicks Expertに登録する各業界のエキスパートが、自身の経験から「専門領域の情報をどう選び、取り込み、仕事に活かしているか」を言語化する寄稿企画「#インプットの流儀」の一編です。情報源の選び方、取り込む習慣、整理・消化の方法、専門外からのインプットといった多様な視点からの寄稿は、以下の一覧ページよりご覧いただけます。https://newspicks.expert/media/category/input-style「インプットしているのに、うまく仕事につながらない」——そんな感覚は、多くのビジネスパーソンに共通するものです。本記事で描かれた情報の選び方・取り込み方・活かし方が、ご自身の型を見直し、次の一歩を踏み出すきっかけとなることを願っています。一人のエキスパートが培ってきた情報との向き合い方は、言語化され共有されることで、業界や職種を越えて応用できる知見になります。こうした知見がどのような現場で生まれているのか、続けてお届けしていきます。