2024-12-09

「#エキスパートアドベントカレンダー2024」とは、NewsPicks Expertに登録するエキスパートが、各業界・専門領域における学びや、エキスパート活動を通しての気づきを共有する期間限定企画です。
今回は、ドクターメイト株式会社 BizOpsグループ ゼネラルマネージャーの立石卓也氏による記事をお届けします。
立石卓也
ドクターメイト株式会社 BizOpsグループ ゼネラルマネージャー
BtoC事業会社のカスタマーマーケティング領域でキャリアスタート。3つの事業会社を渡り歩き、事業所立ち上げやWEBマーケを経て、事業企画・データアナリスト領域を担当。BIツール導入からデータ分析環境の構築とアドホック分析環境の提供、データ活用の教育・整備を推進。
2023年6月よりドクターメイト株式会社にCS Opsとしてジョインし、現在はBizOpsグループを管掌。ビジネス部門の業務構築と改善を推し進め、全社のデータ可視化・活用分析を通して、戦略戦術策定やシステム・ツール活用、業務効率化を進めています。
BizOps(ビジネスオペレーションズ)は、いま多くの企業で導入され始めており注目されています。単なるオペレーション職よりも事業成長の戦略・戦術基盤を仕組みからサポートし現場に浸透させ、企業全体を動かす役割だからです。
近年ではBizOpsと近しい意味合いでRevOps(Revenue Operations)という新しい概念・職種も存在しておりxOpsという職種は今後も重要性を増していくと考えています。
一方で実のところ、周囲からは何をやっているのか、あまりわからないことも多いため、BizOpsはどのように事業運営に携わるのかを書きたいと思います。
一般的にBizOpsは、「戦略と実行を橋渡しする役割」として多くの企業で採用されています。以下の3つのポイントです。
データ分析を基盤とした意思決定サポート 企業の戦略目標を具体的なアクションに落とし込むため、データの収集・分析を通じて最適解を導く。
部門横断的なコーディネーション マーケティング、セールス、カスタマーサクセスといった部門をつなぎ、共通のゴールに向けて整合性を保つ。
プロセス最適化と効率化 営業プロセスの見直しや、ツールの導入・運用改善を通じて、業務を効率化し成果を最大化する。
企業によっては、この他にもさまざまな役割を持っていること多いです。またBizOpsを他の職種名でいうと、〇〇企画など企画職のことを指すことがあります。
ただその中でも、BizOpsはビジネス領域全般の業務企画をおこなう意味が強いのではないかと思っています。
BizOpsの役割は、「戦略と実行の架け橋」として機能することですが、組織間をなめらかにする役割上、定量的に測る事が難しい点もあります。その点でアウトカム(成果)は多岐にわたります。
以下はその代表例です。
マーケティング: リード獲得やナーチャリングのプロセスを最適化。
セールス: 商談プロセスの可視化と効率化による成果向上。
CS: 顧客の契約更新や満足度向上に専念できる環境整備。
特に、ザ・モデル型組織で考えると、BizOpsが推進するべきは単なる絶対的な数値増加だけではなく、「率を向上させる」こと。契約率や商談率といった効率指標を向上させることで、事業全体が持続的かつ健全に成長していく姿が理想だと感じています。
これらのKPIを追える仕組みを構築することにより、全社的な生産性が向上します。
「各部門が本来の業務に集中できる環境を作る」
あえて定量的ではない言い方で表現すると、このアウトカムが理想ではないかと考えています。
BizOpsが業務企画を推進することで、マーケティング、セールス、CSの各部門が、「戦略上、最も価値のある業務」に集中できる環境を整備すること。
この結果、次のような全社的な生産性向上が期待できます。
マーケティングがリードの質向上に集中できる。
セールスが高確率で契約に至る商談にリソースを集中できる。
CSが顧客ロイヤリティを高め、更新率を向上させる戦略に専念できる。
本質的に、顧客接点のある部署は顧客との時間を増やすべきです。その点で各会社でもビジネス部門の顧客接点がなるべく長くなるようことに四苦八苦していると思います。
それらの部署の思いを仕組みで、形にし全社最適を目指していける。これこそが理想的なアウトカムです。
BizOpsが達成するアウトカムは、目先の数値改善だけでなく、会社全体の持続可能な成長を目指せる点で非常に重要かつやりがいのある花形ポジションになる可能性もあります。
冒頭述べたRevOps(Revenue Operations)は、収益に直接つながる業務設計から、Biz部門だけでなくファイナンス観点も含めた部門横断の統合。そして顧客中心のデータドリブン戦略を進めていくことも期待されます。
2025年の一年で、BizOpsの取り巻く環境がどう変化していくのか私自身もより注視していきたいと考えています。
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