Q1. いま特に関心を持っているテーマ・活動は何ですか?
【関心テーマ】
アート思考・アートトレーニングを通じた「自律・自発的に自分自身の価値の源泉の発見とそれに伴う表現活動」
【きっかけ】
私がこれまで培ってきた「従業員の心に火を点ける育成支援」の経験から、従来の研修や能力開発が「知識習得」に偏りすぎ、最も重要な「自律的かつ自発的な行動(オーナーシップ)」に繋がっていないという根本的な課題意識をずっと持っていました。
特に変化の激しいこの時代は、マニュアルのない課題に直面したとき、社員は「自分なりの解釈と行動」を求められます。しかし、多くの人が「正解」を求め、立ち止まってしまう。この「思考停止の壁」を突破する手段こそが、アート思考や表現活動だという確信に至っています。
【なぜ興味を?】
私のコンサルティングの根幹は、経営者を始め管理職の「組織人である自分と本来の自分との乖離によるもやもや」や、社員一人一人の「今までの人生で大切にしてきた価値観」を言語化し、「理想の未来(パーパス)」をデザインすることです。この「言語化されていないものを引き出す行為」は、まさにアーティストが素材から価値を見出す「表現活動」と本質的に同じと考えています。
今、従来からある知識の詰め込みではなく、企業が準備し与えられる研修や推奨されるスキルに留まらず、内なる価値を「表現」し、それを「実行力」に変える能力開発に最も関心を持っています。
Q2. そのテーマ・活動を通して、どんな発見や気づきがありましたか?
【発見・気づき】
アート思考は「本来持っている自分らしさの発芽」の基盤であり、現場を始めビジネスの最前線で「問題発見力」を鍛える最強のツールだと気づ始めています。
【これまでの本業とのつながり:価値観の表現】
具体的にはお話しできませんが、「自分の価値」を組織の中で見出す力を養うワークショップを国内外拠点で行ってきました。
アート思考のビジネスへの応用という観点で照らし合わせるならば、この「内なる価値を外に表現し、組織の文脈に接続する」能力を鍛えるための、最も効率的な方法論であったと改めて気づいています。
私が考えているビジネスへの展開に関してのアートトレーニングは、「常識を疑い、主観的な違和感を許容し、感性・感覚をフル活用して、あえてまたそれを論理的に問い直す」訓練です。これは、「指示されたことをこなす社員」を「自ら問題を発見し、変革の種を生み出す社員」に変える、最も実践的なトレーニングであるとも言えます。
Q3. 今後、その関心領域とご自身の専門性をどう掛け合わせていきたいですか?
【掛け合わせ】
「アート×自己変容×組織開発」さらに「アート思考」と「チェンジ・エージェント」の融合による変革サイクルの確立。
【シナジーと新しい可能性】
今後、私の専門性である「変革を主導するチェンジ・エージェント」の役割は、アート思考と掛け合わせることで、以下の新しい価値を提供できます。
アート思考: 組織の「変革の種」を見つけ、言語化する(=問題発見)。
チェンジ・エージェント: その種を「現場で実行可能な行動」に変換し、推進力として定着させる(=問題解決と実行)
【具体的な展開】
2026年は、「アート思考を用いた企業理念の再定義再表現ワークショップ」や「未来デザイン・アートトレーニング」を開発し、提供していきたいと考えています。



