Q1. 2025年に挑戦したこと・変化があったことは何ですか?
2025年は、昨年59歳で34年勤めたJTCを離れ、従業員7名の小規模企業へ転職。同時に個人事業を立ち上げて迎えた“キャリア自律、初めてのフル稼働の1年”でした。
本業では、マーケティング・企画・広報をひとりで担いながら、生成AIをフル活用して平日毎日のSNS投稿、月次プレスリリース、8万字の専門記事作成など、大企業時代には考えられない速度でアウトプットを実行。社長と本気の口論をするほど踏み込みながら、小規模組織で動きました。
同時に、個人事業では中小企業診断士として初の報酬を獲得し、生成AI活用や販売促進・マーケティングのセミナー講師としてデビュー。前職の専門であるPLC(制御機器)領域での執筆依頼もあり、複業活動が本格化しました。
Q2. その経験を通じて得た学びや、印象に残った気づきはありますか?
複業活動を土日祝日に月30〜40時間(前職なら36協定申請レベル)行ったにもかかわらず、ほとんど負担を感じなかったことです。本業と個人事業が互いに補完し合い、自分の裁量で時間を設計できる「主体的労働」は疲弊しないのだと気づきました。
また、平日稼働が必要な診断士活動のために有給を使い果たした際、社長が「欠勤で行ってきたらいい」と背中を押してくれたことは大きな転機でした。小規模企業ならではの意思決定の速さと信頼関係があってこそできた働き方かな、と思います。
結果、転職で本業年収は2割減りましたが、個人事業がそれを補い、前職をちょっとだけ上回る「V字回復」を実現。60歳を目前に、キャリアは会社の制度に依存せず、組み合わせによって再構築できると手ごたえを得ました。
Q3. 2026年に向けて、どのような構想や挑戦を思い描いていますか?
2026年は、今年築いた「二足のわらじ」を、より相互作用を生む形へと進化させたいと考えています。
本業では、ICS/OTセキュリティ領域のマーケティング・広報を仕組み化し、小規模企業でも実現できる情報発信モデルを磨くこと。そこで得た生きたノウハウを個人事業の製造業支援、生成AI活用、人材育成に活かし、中小企業診断士とセミナー講師の活動をもう一段伸ばしたいと思っています。 さらに、社外で得た広い知見やネットワークを本業の戦略にも戻していく。この循環をより太く回していきたいな。
人生後半戦のキャリアは「やり直し」ではなく、経験と好奇心の「掛け算」で広がる。その実感を、来年はさらに形にしていきます。そして、「還暦おじさんのハイブリッドワーク」を楽しんでいきたいと思います。



